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【第6回】「感情をコントロールする3つの方法」(2008年3月11日)
こんにちは。ワタナベです。
だんだん春めいてきましたね〜。
例年ですと、本当に春が苦手でしたが、今年は私も意識が大分違い、美意識も向上しております。これも一重に毎日行っているメンタルトレーニングやイメトレのお陰です(^^)
では、今日の本題に入りたいと思います。
以前私は、喜怒哀楽がとても激しく、ある時期には、感情のコントロールが難しいと感じることがありました。ま、つらい時期に特にそうだったんですけどね。
あなたもあるはずです。感情のコントロールが難しいと感じたことが・・・
例えば、ご主人と喧嘩してしまったとき、お子さんがなかなか言うことを聞かなくて、怒りが爆発して叩いてしまったとか、はたまた、上司に怒られて泣きたくないのに涙が出てきたとか、そして、家に帰ってまでも仕事のことが頭から離れず、慢性的なストレスに見まわれるとか、ママ友から言われた一言がひどく傷つき感情が乱れてしまうとか・・・。
もしあなたが感情を抑えられないことがあるのなら、または、感情的になり失敗したことがあるのなら、今日の記事の「感情をコントロールする方法」は役立つかもしれません。
人の感情はエネルギーの塊であり、潜在意識を通してより大きな力となり、あなたに、そして多くの人に作用するので、是非、ご自身の感情を難なくコントロールしたいものですね。
というのは、「感情」というのは、大きなパワーがあります。プラスのパワーになることもあれば、負のパワーになることもあります。
一つの「感情」が大きな力となり、それが国全体を動かし、ひいては世界中を巻き込んだ出来事をご存知でしょうか?
それは第二次大戦のナチスドイツの出来事です。ヒトラー政権でのユダヤ人大量虐殺。これは歴史上最も悲惨な出来事の一つとして今尚多くの人の心を揺さぶり、考えさせるものです。
この悲しい出来事は、どのようにして始まったのでしょうか?それは恐らくナチスの組織に影響を受けたヒトラーの「感情」が引き金になっているでしょう。ユダヤ人の優秀さを「恐れた」のか、ユダヤ人を「憎んだ」のか、全ての詳細は闇に消えたままですが、間違いなく言えることは、一人の男の「感情」が力強い洗脳的な演説を通して国全体を動かし、ひいては世界中を巻き込んだ戦争に発展していったのです。
次に身近な例で考えてみましょう。毎日のニュースで流れる、殺人事件、強盗事件など。なぜあの優しいお父さんが、一家心中しなければならなかったのか?なぜあの寛大なおばあさんが、万引きをしてしまったのか?
逆の例として、最近ドラマ化された、踏切自殺未遂者の女性を救って命を落とした宮本警部の話を皆さんはご存知でしょう。なぜ彼は、その女性を救おうと思ったのか?どうしてあのような勇敢で愛のある行動ができたのか?
これらは全て内なる「感情」が引き金になっています。それくらい人の「感情」というものには大きな力があるのです。
「もう嫌だ」「死にたい」「自分のせいだ」「殺してやる」
「なさけない」「憎い」「辛い」「苦しい」「痛い」「やりたくない」
「楽しい」「気持ちよい」「うれしい」「救いたい」
「愛おしい」「おもしろい」「がんばろう」「挑戦しよう」「変わろう」
もしあなたが、マイナスの感情を増幅させるとしても、プラスの感情を増幅させるとしても、どちらにしても、その感情はあなたの行動に影響を及ぼし、全ての結果はあなたに返ってきます。
だから、感情の仕組みを知っておくこと、これは感情をコントロールをする上でとても重要になってきます。今回はこのことについて考えてみたいと思います。
先日、アンソニー・ロビンスという世界No.1と言われている、カリスマコーチのセミナー映像を見ました。彼は、元米国大統領をはじめ、著名な人々のコーチングを行っている方なんですが、その中でおもしろいことを扱っていましたので、そこで得た知識を皆様にも今日は、お分かちしたいと思います。
実は感情は3つの要素から成り立っていると言われています。
一つ目は、【 生理的パターン 】。あなたに、先述のようなプラスの感情やマイナスの感情が心に湧き上がったとき、あなたの体の中で生理的反応が起こります。
悲しければ「手で顔を覆って」「泣く」
おもしろければ「膝を叩いて」「笑う」
うれしければ「手を上げて」「歓喜の声を上げる」
すべて体の動き、体の反応が伴います。
あなたがとてもうれしかったこと、楽しかった出来事を思い浮かべて下さい。その時の様子はいかがでしたか?どんな表情で、どんな体の動きをしていましたか?このパターンが生理的パターンであって、あなたにとって心地良いオリジナルのパターンなのです。これを良く覚えておいてください。
二つ目は、【 言語パターン 】。これは一つの例で考えて見ましょう。
あなたが子供のときに、お母さんに「悪いけど醤油持ってきてくれる」と言われたとします。あなたはどこにあるのかわかりません。
あなた「えぇ〜?どこにあるのかわかんない」
母親 「台所にあるわよ、とってらっしゃい」
あなた「わかんないよ、わかんないったら!どこどこ?」
母親 「いつもの戸棚の一番下の段にあるでしょう?」
あなた「ないよ!もぉ〜!」
見るに見かねたお母さんが、あなたの横に来て目の前で戸棚から醤油を取りだし、
「じゃあ、これはなぁに!?」
あなたは母親に頼まれた時に、「醤油はない」「自分は探せない」「分からない」と、必死になって脳に暗示をかけていたのです。だから、脳は現実とつじつまを合わせ、あなたに醤油を見えないようにさせたのです。
実は、これと似たような経験が私も最近ありました。皆さんも家の中で探し物をするときがありますよね。例えば、「カードがない、ない、ない、ない、ない、ない」とか、「鍵がない、ない、ない、ない、ない、ない」と言って探すことでしょう。
ある方から、探し物をするときに「ない、ない、ない」ではなくて、「ある、ある、ある」と言いながら探すと見つかる、ということを教えてもらいまして、それ以降「ある、ある、ある」と言って探すようになりましたら、これまた早く見つけられるようになったのです。
「ない、ない、ない」と言って探すのは、脳に一種の「ない」という暗示をかけてしまい、実際にその探し物を見ているのに、見過ごしてしまっているケースが多いのです。「ない、ない」と言って探して後から出てくるときは、「あれ?ここさっき探したのに・・・」ということも多いわけです。これは、次のことにも適用されるようです。
あなたが何かをする時に、「わたしはダメよ!痩せられっこない!」「わたしなんかどうせ結婚できないんだわ!」「なんでわたしだけこうなのかしら!」「○○は苦手なのよねぇ・・・」「だってお金も時間も無いから無理よ」などと言おうものなら、それは完璧な自己暗示をかけていることになるのです。結果、脳は必死になって現状維持あるいはさらに悪化させようとするのです。
ですので、必要なのは、ポジティブな言葉ということです。ポジティブな言葉を何度も強く自己暗示するならば、脳は必死になって、現実とのつじつまを合わせようとするのです。理想に現実を合わせるように仕向けてくれるのです。あなたの「感情」に強い影響を及ぼすのです。これが言語パターンです。あなたがいつもどんな言葉遣いをしているか、思い出してみてください。
三つ目は、【 信念、フォーカス 】。あなたが、過去に辛かったときのことを思い浮かべてみてください。とても嫌な気持ちになりますよね。でも今現在、その辛い状況にいるわけじゃないですよね?
しかも、妄想が膨らんでこれから将来にもっと辛いことが起きるような気がして、気分がもっと塞ぎこんでしまうということも起きるかもしれません。でも現実にはまだ起きていませんよね?
つまり、脳の仕組みとしては、現実じゃなくても想像していることでも区別がつかないようです。同じ反応をするんですよね。あなたが強く前向きなイメージを膨らませていれば、さらに目標に焦点を合わせフォーカスしていれば、それは揺るがぬ大きな力となってあなたを突き進ませます。
相手が否定的なことを言ってきても、否定されても、断られても、ビクともしません。物事のとらえ方が違ってくるのです。マイナスの感情に対処できるという訳です。これがフォーカスの力です。
ではまとめていきますね。長くなってきたので、簡潔にいきます。
「毎日イメトレの習慣をもってみましょう。」
そして3つの要素のうちの始めの2つ、「生理的パターン」と「言語パターン」を組みあわせます。うれしかった時のあなたの体の動き(オーバーアクションでなくてよい)をイメトレしながら実践するのです。
例えば、試験に受かってガッツポーズをするイメージをしながら、実際にガッツポーズをする。
「言葉」+「行動」です。
このイメトレを何度も何度も繰り返します。脳機能学者の苫米地英人氏の言葉を借りて言えば、これが「トリガー」(引き金)になります。あなたにとって心地よいパターンだからです。自己暗示をかけてください。
そして、強い「信念」を持つこと。目標に向かって突き進む決意をしたら、それだけ見て焦点を合わせフォーカスしてみましょう。どこにもフォーカスせずに、あちこち意識が飛んでいるから、他人の意見にムカっときたり、悲しくなったりするのです。
イメトレは本当に重要ですね〜。分かっててもやらない人が、本当に多いです。是非、この週末にリラックスしながらイメトレしてみませんか?
では今回はこのへんで終わりにします。
●追伸
先日ご紹介したリー・ミルティアの講演DVDと分厚いテキスト系の本が家に届きましたので、早速観ました。ビデオの終わりの中で拍手が沸き起こりましたが、私と夫も思わず拍手してしまいました。
どうやって目標を達成するのか?成功するのか?その全ては「内面」にあるということを理路整然と大変分かりやすく話しています。
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