この項では相手との距離を一気に近づける方法について考えてみたいと思います。
あなたには配偶者、または彼氏そして親友と呼べる人がおられると思います。あなたはどうやってその人と親密な関係になりましたか?
大抵の場合、親密になる瞬間は、あまり他の人には話さないような自分の秘め事や悩み事などを相手に話した時、と言われています。
心理学的には「自己開示の返報性」なんて言ったりするようですが分かりやすく言いますと、自己開示とは自分の情報(感情、経験、人生観など)を相手に言葉で伝えることを意味します。
つまり、そういう内緒話的な情報をお互いが共有すると、それがキッカケで特別な関係になったりするものです。
自分だけ相手に伝えていただけでは、まだ親密な関係とは言えないかもしれませんが、もし相手も同じように自己の開示をしてくれたらもうこっちのものです。
でもこれは男女間だけではないです。同姓間でも同じです。ですから親友を作りたいときなんかもこの自己の開示は役立つのです。
しかしながら、注意点が一つあります。
「ここだけの話なんだけどさ」とか「あなただけに言うんだけど」という言葉をあちこちで使っていると信憑性が無いですし、相手もあなたがあちこちで同じ話をしているかどうかは直感でわかってしまうものです。
さらに、出会ったその日に自己の開示をしてしまうと逆に疑わしかったり、相手にとって重すぎて引いてしまうこともあります。
やはり、自分のことを話すわけですから、相手が信頼のおける人かどうかをある程度見極めてからの方がいいかもしれませんし、相手にも受け入れる用意というのがあります。
この方法はかなり温めておくべき秘策で、あまり多用しないほうがいいでしょう。
そのほうが秘められた部分が多くて、より魅力的に映るかもしれません。
では大切な人に焦らずタイミングを見計らって自己の開示をしてみましょう。